じんま疹

じんま疹

突然、境界明瞭な地図状の限局性の皮膚浮腫(膨疹)が出現し、強い痒みがあります。
この膨疹は数時間で自然に消退し、また別の場所に出現します。

じんま疹が数日で終わるものを「急性型」、1ケ月以上にわたって反復するものを「慢性型」と呼んでいます。
皮膚を強くこすることによりじんま疹を生じさせる検査を「皮膚描記法」といい、じんま疹の診断に役立ちます。

地図状のじんま疹
皮膚描記法

じんま疹の原因として、食物、温度の変化、アレルギー物質の吸入、ストレスなど、様々なものが挙げられています。食べ物などはわかりやすいのですが、原因不明の場合も多く見られます。

治療

抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤の内服が有効です。
症状が強い場合は、ステロイドの内服が併用されます。
外用剤は、あまり作用がありません。