甲状腺の病気

  • HOME
  • 甲状腺の病気

甲状腺とは

甲状腺はのどぼとけの下にあり、血液中に代謝を調整するホルモンである甲状腺ホルモンを分泌する臓器です。
甲状腺ホルモンの働きを一言でいうと全身の代謝を活発にすることです。

身近なものに例えると、自動車のアクセルのようなものとなります。

適度にアクセルを踏んでいると車は順調に走りますが、ホルモンの分泌異常があると後述するような症状が出ることがあります。

甲状腺の病気

甲状腺ホルモンの分泌異常(働きの亢進(こうしん)あるいは低下)による病気、腫瘍(しこり)ができる病気などがあります。

甲状腺ホルモンが分泌され過ぎると自動車のエンジンの空ぶかしと同じ状態となり、体を動かさないのに脈が速くなる、熱が上がる、体重が減るということがおこります(代表的な病気にバセドウ病があります)。

逆に甲状腺ホルモンが足りなくなると、体が動かなくなる、脈が遅くなる、体温が低下気味になる、精神的に鬱(うつ)の様な状態になるということがおこります(代表的な病気に橋本病があります)。

甲状腺にできる腫瘍(しこり)には良性、悪性のものがあります。

甲状腺の検査

頸部(けいぶ)が腫れたり上述した症状があるような場合は甲状腺の病気が疑われ検査が必要になります。

具体的には血液検査にて甲状腺に関連するホルモン(TSH:甲状腺刺激ホルモン、FT3・FT4:甲状腺ホルモン)を調べたり、甲状腺エコー検査にて血流や腫瘍の有無を調べます。

当院には甲状腺エコーを行うための超音波診断装置がありますので、診断から治療まで行うことが可能です。

悪性を疑う腫瘍(しこり)があった場合には精密検査を行うため連携病院への紹介も行っています。