帯状疱疹(たいじょうほうしん)・帯状ヘルペス

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帯状疱疹(たいじょうほうしん)・帯状ヘルペス

子供の頃にかかった「みずぼうそう」のウィルスが、背中の神経節に潜んでいて、高齢の方や病気で弱った患者さんで再び活性化し、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の症状を出します。
最初に神経痛のような痛みがあって、数日後に水疱が出現します。
神経は脊椎から左右に分かれて出ていますが、帯状疱疹は一本の神経にしか出てきません。
重症の場合は背中から胸の前まで、ぐるっと半周、帯のように回ります。
透明な水疱は白くなり、やがて黒くなり、そしてカサブタになっていきます。

フレッシュな帯状疱疹
水疱は、やがて黒くなってくる

顔面も好発部位ですが、他にも、上肢や下肢など、いろいろな部位に出ることがあります。
水疱がなくなった後も、「疱疹後神経痛」が残ることがあります。
この神経痛は何年も残る場合があり、患者さんを苦しめます。
一度帯状疱疹にかかると、免疫ができますので、二度かかることはありません。

治療

抗ウィルス剤の点滴、内服が有効です。
病気を軽くすませるため、大きな傷跡を残さないためにも、できるだけ早く皮膚科を受診して、治療を受けて下さい。