とびひ(伝染性膿痂疹)

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とびひ(伝染性膿痂疹)

  • 1)原因:黄色ブドウ球菌、および溶血性レンサ球菌。
  • 2)潜伏期間:2~10日。
  • 3)感染経路:病変部からの接触感染です。
  • 4)症状:夏期に多い疾患で、皮膚に突然大きい水疱が出来るのが特徴です。
    この水疱は簡単に破れてびらんになり、黄色いかさぶたが出来ます。
    水疱の中やびらんした皮膚の表面に化膿菌がいて、これが正常の皮膚に付くとすぐ水疱が出来てきます。
    このように非常に感染りやすいので「とびひ」という俗名が付けられています。
大きい水ぶくれが出来る
顔は水ぶくれが小さい
  • 5)治療方法:化膿止めの抗生物質の内服が有効です。
    水疱の部は中の水を抜いて抗生物質の入った軟膏を塗り、ガーゼを当てて包帯をします。
    入浴は原則として禁止しますが、シャワーなどできれいに洗ってから軟膏を塗るようにします。
  • 6)予防方法:病変部がガーゼなどで覆われていれば、感染の心配はありません。