掌蹠膿疱症

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掌蹠膿疱症

手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に、周囲に赤みがある膿疱(白いプツプツ)が多発し、やがて融合して大きくなります。 慢性に経過し、ときに増悪します。
みずむし(足白癬)と症状が似ていますが、治療法は正反対となりますので、真菌の検査が重要です。
原因としては、慢性扁桃炎などの病巣感染説や、虫歯などの金属アレルギー説が言われていますが、扁桃腺を手術で取っても、虫歯の金属を取り替えても、症状が変わらないケースも多く経験しています。

手掌の掌蹠膿疱症
足蹠の掌蹠膿疱症

治療

治療はステロイドの外用が主体となります。
抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、消炎剤の内服も有効です。

ステロイドの内服は著効を呈しますが、長期の連用は副作用が心配です。
いずれにせよ、なかなか完治が難しい疾患です。